2012年 ガンバ大阪 展望

大きく舵を切る、今年のガンバ大阪を展望してみる。今年のテーマは、"期待しない!ただ将来的に光を感じることができるか?"です。

西野さんが指揮していた2002年以降の好成績は、下記の3点に集約される。
1) 彼自身の能力
2) シドニー世代の成長(ユース組+移籍組) : 遠藤、二川、橋本、山口、明神、加地
3) 外国人のヒット : アラウージョマグノアウベス、バレー、ルーカス、レアンドロ、シジクレイ

そういう意味で1)が契約満了となり、2)も移籍する選手がいたり、移籍しないものも年齢も30代を迎え、これから大きく飛躍することは望めません。3)についても昨年度のチームMVPといってもいいイ・グノが韓国に移籍が決定しました。総合的に考えて、チーム戦力としては、大幅ダウンでしょう。

だいたいのサポーターは忘れているでしょうが、最悪、西野さんが来るまでのガンバ大阪の時代が戻ってくることも覚悟したほうがいいかもしれません。サッカーらしき競技をやっていたあの頃を。サッカーをしているのは、外国人の助っ人+1-2人の日本人だけで、後の選手はフィジカルでプレイしていて、毎週末ゲンナリしていたあの頃を。

ポジション別に変化を展望してみます。


[GK] 実質、藤ヶ谷のみ。アジア枠を使ってみるのもいいのでは?


[DF] 日本代表の今野が来るのは、かなりの補強。契約条件というよりも、本人は遠藤とやりたかったんだと思う。新加入のエドゥワルドが加地の代わりではなく、藤春のところに来るのであれば、加地のところの選手層が薄いのは相変わらず。


[MF] マイナス要因としてはレギュラーメンバーの高齢化、橋本の神戸への移籍があり、プラス要因としては、寺田/倉田のレンタル移籍からのカムバック組があるが、全体的に戦力をみるとマイナスである。せめて開幕レギュラーをとれるクラスの選手の補強が1人は欲しかった。宇佐美くん戻ってこないかなぁ?


[FW] イ・グノが抜けて代わりに入ったのがパウリーニョパウリーニョって.....うまかったっけ?といいながら、アラウージョの時もそうだったので、ガンバ大阪に入って、いいパスをたくさん受けたら得点能力が3倍になる!という夢を見ることにする。まぁ、ないと思うけれど。ラフィーニャも加入当初の輝きをまた見せて欲しい。
       
全体でみるとDFは+、MFは -- 、FWは -- であるが、新しいコーチ陣がどう操るか?がでしょう。毎週末を楽しみに迎えられることを切に願います。

 

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